「分娩時について」女性の多くが分娩時の出血について興味のある事だと思います。


分娩時の出血

順調なお産では、会陰や子宮頸管の裂傷から起こる出血や、胎盤がはがれた傷あとからの出血を合わせて、
平均100〜500ml程度の出血があります。

助産師

赤ちゃんが大きすぎたり、妊娠高血圧症候群などの母体側の問題があって子宮の機能が低下している場合、双子ちゃんだったり、多産で子宮の筋肉が疲れて伸びきっている場合、妊娠性の貧血がある場合には、出血量は多くなりがちです。

仙陽関節

子宮は先細りの卵型をしています。下側の細い部分の膣側が外子宮口、赤ちゃんのいる内側が内子宮口です。外子宮口内子宮口をつなぐ管を子宮頸管といいます。頸管は妊娠中には4〜5㎝の長さがありますが、出産のときには 伸びて薄くなり、赤ちゃんの髪の毛が透けて見えるぐらいになります。

子宮口(頸管)がまだ十分に開ききっていないときにママが「う〜ん!」と強くいきんでしまうと、赤ちゃん
の頭と骨盤に圧迫されて頸管に裂傷を起こしてしまうことがあります。

お産がそれなりにちょうどいい時間をかけながら進んでいくと頸管はゆっくりゆっくりと開いて伸びていくので裂傷を
起こすことはありません。細かい傷はできるにせよ、かすり傷程度なので出血もほとんど見られません。

でも、ママの骨盤がゆるみすぎていて、赤ちゃんが正しい方向に回旋しないままに急激に下りてきた場合には、短い
時間で一気に強い衝撃がかかるので、頸管は耐えきれなくなってビリっと裂けてしまいます。

クリック
子宮頸管

妊娠中、リラキシンの作用でゆるみやすくゆがみやすい
のは仙腸関節です。ちょうどその位置に、子宮頸管が位置
しているからたいへんです!ゆがんだ仙腸関節のせいで、
仙骨がママの身体の内側・・すなわち子宮頸管の側にズレ
て曲がってしまいます。


仙陽関節

たいていは仙腸関節の位置に頸管傷が起きます。時計でいうと、2時〜3時の位置と、9時〜10時の位置の2カ所です。しかもちょうどこの位置に、子宮に新鮮な血液を運ぶ子宮動脈や静脈が通っているので厄介なんです!頸管と一緒に子宮動脈が切れてしまうと、大量出血は免れません。 こわいですよね・・・!


分娩時の子宮

赤ちゃんが生まれたあと、胎盤が出ると、子宮
の筋肉はすごい勢いで収縮を始めます。

それによって胎盤があった場所の切れた血管が圧迫止血される仕組みになっています。

ママの骨盤がゆるんで広がっていると、子宮を支えているじん帯が前後左右に引き延ばされるため、子宮も緊張から解放されず、うまく収縮することができなくなります。

子宮が収縮できないと、胎盤のあった場所の切れた血管がキュっと縮まらないのでいつまで経っても出血は止まりません。

骨盤が締まると、子宮を支えているじん帯の伸展にゆとりが生まれ、子宮の緊張も解けてスムーズに収縮することができるようになります。

子宮

子宮動脈、静脈は上の方から子宮頸管に向かって垂れ
下がるような形で位置しています。

骨盤がゆるみすぎて子宮が収縮できず、だら〜んとだ
らしなく伸びきったままになっていると、下がった子
宮に圧し潰される形で子宮静脈がペシャンコ
になってしまいます。

すると静脈血がうまく心臓に戻っていけなくなって、
出血が増えるのです。

産後は分娩台の上ですぐに骨盤を締めてもらいましょう。 腰を心臓の位置より高くする骨盤高位で締めるとなお良いです。子宮の位置を高くして、じん帯の緊張を解放してあげましょう。子宮はスムーズに収縮して、同時に子宮静脈の血流もよくなりますから、出血は止まります。


※あくまでも上記は骨盤に焦点をあてて執筆していますので要因は他にも考えられます。 骨盤ベルト専門店

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