てくるのが自然です。でも、いつも必ずうまくいくとは限りません。
あごを引くべきところであごを上げていたり、反対の方向に回転し
たり、ときにはまったく回転しないまま、骨産道の中に入り
込んでくる赤ちゃんもいます。
赤ちゃんが骨産道で迷ってうまく進むことができなくなることを 『回旋異常』といいます。
回旋異常は、ママが小柄で骨盤が狭く赤ちゃんの頭が物理的に通り抜けられ
ない場合や、赤ちゃんがとても大きかったりすると起きやすくなります。
赤ちゃんの大きさに対して骨盤が狭ければ、当然赤ちゃんは下がることがで
きませんからお産がストップしてしまいますね。
逆に赤ちゃんが小さすぎても回旋異常は起きやすいです。
骨盤の入り口の空洞の容積にゆとりがありすぎるので、赤ちゃんは回旋せずに胎内でのそのままの姿勢で
進もうとするのです。途中までは回旋せずに進んでいくことができたとしても、骨盤の入り口と出口では
腔の広さも形も違うので、結局それ以上進めなくなって立ち往生です。
少しぐらいの回旋ミスはよくあることなので問題にはなりません。
赤ちゃんだって人間です。神様ではないですから、間違えちゃうこともありますね。
でも、回旋を大幅に間違えるとお産がスムーズに進まなくなり、必要以上に時間がかかってしま
います。陣痛(子宮収縮)のたびに、赤ちゃんは身体を狭い産道のなかで締めつけられ長い時間ストレス
を受け続けます。
子宮が収縮すると、胎盤やへその緒に流れる血流も緩慢になるので、赤ちゃんは酸素不足でしんどく
なり、とうとう心拍が弱くなることで、SOSのサインを出します。

骨盤がゆるみすぎていると、骨産道の入り口の空洞が広くなりすぎます。 そのため、赤ちゃんはあごを引いて頭を楕円形に小さくしなくても、胎内姿勢そのままで進むことができてしまいます。
入り口付近はそれで通り抜けられるかもしれませんが、骨産道の
出口は入り口よりも狭く縦長の楕円形をしているので、あごを上
げた丸い頭のままではとても通り抜けることができません。お産
の進行はその時点でストップしてしまいますね。
また、骨盤のゆるみのせいで赤ちゃんがあごを引かずに進んでき
ていたとすれば、大切な目や鼻や口を出っ張った骨で傷つけ
てしまうことにもなりかねません。
骨盤がゆがんでいると、骨産道の内側にゆがんだ骨(と
くに仙骨や尾骨)がとび出ている場合があります。
赤ちゃんはどうにかして外に出ようと、小さな身体で試行錯誤します。
本来とは反対の方向に回ろうとしたりして、必死にもがきます。
とても大きなストレスがかかることになるために、心拍数が落ちて
安全スムーズなお産ではなくなってしまいます。
赤ちゃんの進む道、正しい方向に楽に回旋して生まれて来ることができるように、ママが誘導してあげられたらいいですよね。骨盤を適切に締めるだけで、赤ちゃんは進む道を迷わなくて済むのです。
ママの骨盤の空洞(骨産道)は入り口は横長、出口は縦長です。
途中はカーブしていて、広いところがあったり狭いところがあったり、
一律ではありません。
ママの骨盤の空洞と、赤ちゃんの頭の大きさはほとんど同じです。そ
れはそれは本当に狭い道なので、赤ちゃんは産道を下りてくるとき、誰
に教わったわけでもないのにあごを引いてうなずく姿勢になり、自らの
頭の骨を重ね合わせてママの骨盤の入り口の形に頭を合わせスタート
位置につきます。
それから陣痛(子宮収縮)の波に合わせて身体を90度回転させ、また横向きになって、骨産道の形に合わせて器用に通り抜けながらママのおなか側に向かって半円の弧を描くようにして生まれてきます。
















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