生理痛・生理不順の要因


生理痛と生理不順

執筆者:こばやし助産師

産後3~4ヶ月で骨盤はもとに戻っていく 骨盤は身体の土台く 恐るべし『産後ボケ』
生理痛の起きるしくみ
生理痛の起きるしくみ

子宮とは

骨盤内にある臓器です。

骨盤の前後左右を走っているじん帯によって支えられています。
生理のときには、子宮を収縮させるプロスタグランディンという 物質が出ます。
この物質によって子宮がキュっと収縮します。また、妊娠期にたくさん分泌されるリラキシンというホルモンが生理のときにも分泌されます。


その影響で 骨盤は微妙にゆるんで開きます。子宮収縮とほんの少しの骨盤の開き、両者の波に乗って月経血をスムーズ に外に押し出すしくみになっています。

生理痛とは

子宮が収縮し骨盤がやや開くと、子宮を支えているじん帯が引き延ばされて
ふだんに比べればほんの少し緊張した状態になるため、下腹部や腰に鈍痛や違和感を感じます。 「こりゃ困ったレベル」の生理痛 仙骨が飛び出してじん帯が緊張!
子宮内膜症や子宮筋腫などの婦人科的な原因がないのに、生理が来るたびに痛み止めが手放せない女性が 増えています。日常生活ができなくなるほどの人もいますよね。あきらかにひどい「こりゃ困った」とい というレベルの生理痛は、骨盤のゆがみが大きく関係しています。  

とくに問題なのは『仙骨』のゆがみです。
体育座りをして後ろに傾いたときに、床に当たる骨が仙骨。おしりの割れ目のちょうど始まりの部分にある、逆三角形の骨です。

仙骨は身体の内側にゆるやかなカーブを描いて位置しているのが理想(図参照)です。 偏った姿勢や運動不足などで骨盤を支えるじん帯が弱く、普段から骨盤がゆるんでいたりゆがんでいたりす ると、生理のときにはリラキシンが作用して、骨盤が必要以上に開きすぎることになります。

仙骨 正常
仙骨のゆがみ

偏った姿勢や運動不足などで骨盤を支えるじん帯が弱く、普段から骨盤がゆるんでいたりゆがんでいたりすると、生理のときにはリラキシンが作用して、骨盤が必要以上に開きすぎることになります。

すると仙骨がズレて、後ろに飛び出してしまい、ねじれたり傾いたり、不安定な状態になります。それをなんとかして正しい位置へ、身体の内側に引き戻そうとじん帯が緊張します。子宮収縮の痛みとじん帯が緊張する痛みが重なって、生理痛は「こりゃ困ったレベル」になってしまうわけです。


内臓下垂で骨盤内がうっ血、じん帯はさらに緊張!
骨盤がゆがんでいると上から内臓が下垂してきます。(→詳しくは『骨盤内臓器脱』の項参照)生理中、収縮する子宮は、上からに臓器で圧し潰されます。子宮内は血流が悪くなりうっ血が起きるため、冷えが生じます。冷えは生理痛をいっそう強くします。骨盤はゆがむわ、子宮は収縮するわ、上から臓器が下垂してくるわ・・・
仙骨のゆがみ

子宮を支えるじん帯は、生理中には身体のありとあら ゆるところから、「フォローしてね」「支えてね」「あ なただけが頼りなの」とお願いされて、みんなの期待 に応えなければならないかわいそうな立場です。

パンパンに張った状態で引き延ばされるじん帯、そん な状態で生理痛がひどくならないはずがないですね。


内臓下垂で骨盤内がうっ血、じん帯はさらに緊張!

仙骨は卵巣や子宮につながる「仙骨神経」や「自律神経」の通っている部分でもあります。仙骨がゆがんでいるとこれらの神経がうまく働かなくなり、ホルモンが流れにくくなったり、子宮や卵巣が冷えて硬くなり、機能が低下します。 2ヶ月に1回しか生理が来なかったり、1ヶ月に2回も生理が来たり、生理の量がやたら少なかったり、さまざまな生理不順を呼び起こします。生理中には硬く冷えた子宮がさらに収縮するのですから、じん帯の緊張による痛みだけではなく、子宮そのものも痛みが強くなってしまいます。

生理前のイライラも骨盤のゆがみの仕業! 骨盤と背骨、首、頭は連動

生理前になるとリラキシンの作用で微妙に骨盤が開きます。

骨盤と背骨、首、頭は連動

しているので、生理前に骨盤がゆるみすぎゆがみが生じ始めると
首や後頭部が緊張
してきます。それでイライラが起きたり頭痛が
起きたりするのですね


ストレスにも注意して 仙骨のゆがみ

心地よく心がゆるんでリラックスしていると、身体中の筋肉やじん帯 もリラックスして骨盤はいい状態にゆるみます。 開きすぎず締まりすぎずの骨盤は、柔軟性がありしなやかです。 骨盤内の血流がよくなりふんわり柔らかい温かい子宮になります。

子宮を支える前後左右のじん帯も、余計な負担がなくバランスよく 安定します。ストレスなども骨盤の開閉に影響します。


神経の疲れや精神的な緊張はとくに骨盤の動きを悪くします。

骨盤だけを無理に整えようとしてもバランスがとれません。骨盤ベルトで定位置に骨盤を安定させること、骨盤をゆがませるような日常動作に気をつけること、ストレスを溜めないことも大切です。

心身ともに安定していると女性ホルモンの分泌がスムーズになります。女性特有の生理を通して、わたしたちは自分の健康度を知ることもできるのです。 生理は、健康のバロメーターなのですね。毎月やってくる生理。わずらわしいと感じるか、女性の持つ神秘の機能だと感謝できるか、考え方次第で捉え方も変わってくるでしょう。せめて生理痛という身体的苦痛が最小限ならば、毎月仲良くつき合っていくことができるかもしれませんね。

仙骨 正常
※あくまでも上記は骨盤に焦点をあてて執筆していますので要因は他にも考えられます。 骨盤ベルト専門店

育児雑貨専門店のキューズベリー


情報を記入する
お名前
フリガナ
E-Mail ※